中古車を買うときのチェックポイントについて、外観と内装に関するものをいくつかご紹介します。なお、中古車チェックは「晴れた日の昼間」というのが鉄則です。悪天候や夜はキズやへこみが見えづらいとともに、十分なチェックが行えません。
【外観のチェック】
●キズ・へこみ
どこにどの程度のキズ・へこみがあるかを確認します。凹みは角度をかえて見て、反射の具合から判断するとわかりやすいでしょう。
●サビ
全体的にサビが出ていないかを確認します。下回りも覗いてみましょう。いったん出たフレームのサビは直せませんので、そういった車は敬遠しましょう。
●ライト類
ヒビや曇りなどを確認します。また、雨水などはたまっていないでしょうか?すべてのランプ類を確認します。
●ウィンドウ
車検に通らないような大きなヒビ・キズがないでしょうか。すべてのウィンドウをチェックします。小さくても後日、振動や寒暖差などで大きくなる場合があります。
●ドアの開閉
スムーズに全開するでしょうか?引っ掛かりや、開けた時にドアが下がらないかなどを確認します。途中で止まって2段階で全開するようなドアは、その機能がきちんと作動するかをチェックします。
●リアゲート、トランク
ミニバンやワゴンなどのリアゲートや、セダン車種のトランクなどのダンパー機能です。きっちり閉まるか、全開するか、また開けたあと緩やかに閉まったりしないかを確認します。
●ボディの隙間
パネル同士の隙間が均一でない場合には、パネルやボディの歪みが疑われます。ドア同士、バンパーとフロントフェンダーの隙間などを見てみましょう。
●タイヤ、ホイール
4つとも同じ銘柄のタイヤであるか、車種に合った(純正に近い)大きさであるか、また減り方が左右で違ったりしないかを確認します。ゴムの劣化やヒビ、ホイールに歪みなどがないかもチェックしましょう。
●その他
全面塗装(オールペン)されている車であれば塗装の状態を。またオープンカーであれば幌の状態も確認します。穴やキズ、雨漏りの跡がないかどうか、リアウィンドウと幌の付き具合や、ビニール製であればその視界もチェックします。
【内装のチェックj】
●シート、シートベルト
シミやタバコの焦げ跡、革シートであればヒビ割れを確認します。ヘタり具合は全席に座ってみるとその差でわかります。また、角度調節・前後のスライド、回転機能付きであればその作動具合も確認します。シートベルトも忘れずに全席チェックしましょう。
●ランプ類の作動
ヘッドランプはハイビームも含めて動作を確認します。フォグランプ、ウィンカー、ハザード、リアランプ、ブレーキランプ、メーターパネル内の点灯の確認も忘れずに。
●クラクション
きちんと鳴るか。また音色も確認します。
●ワイパーとウィンドウウォッシャー
ワイパーは段階ごとに動くかどうか、ウォッシャー液はきちんと出るかなど。
●給油口、ボンネット、トランク
オープナーですべて開けてみます。
●室内灯
常時点灯、ドア開時点灯など、各段階できちんと動作するかを確認します。
●電動ミラー
角度調節、視認性など。電動格納であればその動作もチェックします。
●パワーウィンドウ
すべてのウィンドウにおいて引っ掛かり・異音がないかを確認します。車種によっては後部が全開しないものもあります。
●エアコン、オーディオ、カーナビ
すべて正常に作動するかどうか。エアコンは寒暖両方つけてみます。ナビは動作や表示状態をみましょう。
●キー
マスターキーとスペアキー、リモコン付きはドアロックが作動するかを確認します。
●シミ、ニオイなど
最後に、全体的に気になるようなシミやニオイはないでしょうか。シミはシート、トランクルーム、フロアなど全体的に確認しましょう。ニオイはなかなか取れませんので、苦手な人は注意しましょう。
さて、新車・中古車にかぎらず車を買ったら必ず確保していなければならないのが保管場所=「車庫」です。
どこにでも保管してよいわけではなく、
・道路以外の場所である
・車全体が格納できる
・道路からの出入りが容易である
・使用の本拠位置(自宅など)から2km以内である
などの規定があります。
車庫証明申請を記入する場合には車体番号などが必要になってきますので、中古車販売店などに車検証などのコピーをもらっておきましょう。なお、軽自動車を購入した場合は、車庫証明を後で提出すればよいことになっていますが、これを忘れると罰金がありますので注意しましょう。
車庫証明の書類は以下のものが一式になっており、これは、警察署や管轄の陸運支局などにあります(一部地域ではインターネットからダウンロードできます)。
●自動車保管場所証明申請書
車検証、住民票などを参考にしながら書きます。あいまいな部分については、記入せずに管轄の警察署などで尋ねましょう。
●保管場所使用権原疎明書面(自認書)
車庫が自分の所有する土地にある場合に書きます。
●保管場所使用承諾証明書
月極め駐車場を借りている、賃貸アパートなどの駐車場を借りている場合に必要です。管理会社や大家さんに記入してもらいます。また、親が所有する土地に車庫があるなどの場合にも必要ですので、この場合は親(またはその土地を所有している人)に書いてもらいます。
●所在図・配置図
自宅と車庫の位置関係や行き方、またどこに車を保管するのかを示す図です。地図式に記入します。
◆記入しおわったら
警察署に持っていきます。この際、申請料や保管場所標章(ステッカー)代などがかかりますが、おおむね3000円以下です。標章と引き換えにする書類が渡されますのでなくさないようにしましょう(地域によってなにも渡されない場合もあります)。標章の受け取りまでには3~4日かかります。
中古車を買って、いままで乗っていた車とは車種などが違ってきた場合、それにまつわる任意保険も忘れずに再検討してみましょう。いままで必要だった補償だけでは足りなくなる、いままでの保険条件では保険がおりなくなってしまうなどの可能性があります。
安全や盗難防止の装置装備が変わってきたり、また、新しく買った車では運転者が変わる(家族も使ったりする)場合などがそれでしょう。高級輸入車を買った場合など、今までかけていなかった保険(車両保険・盗難保険など)もかけたほうが良いケースもあります。
また、逆に、保険の細分化がすすんでいますので、不必要な保険・補償をはずせば、そのぶん保険料が安くなることもあります。これについては、それまで加入していた保険会社に相談するのも良いですし、これを機に別の保険会社に相談してみるのも手です。今でしたらインターネットで一括見積もりもできますので、それを利用しても良いでしょう。
ここで注意したいのは、あくまで事故・損害を想定することです。できるならば保険料は安くすませたいものですが、自動車にまつわる事故や損害の可能性は非常に多岐にわたります。予想していなかった制限に引っかかって保険がおりない、といったことは避けたいものです。
車と生活は切って離せないものですので、その車を運行することによって起こりうる事故・損害を綿密に想定し、保険もそれに合わせてかけましょう。必要だと思われる補償はしっかりつけ、もしかしたら引っかかるような制限条件は必ず外しておくことが大切です。
乗っていた車を売却し、その売値分、新しく買う車に値引きなどしてもらうシステムを「下取り」と言います。単に中古車を売るだけではなく「下取り」から請け負ってくれるお店も多いので、中古車購入と下取りを一緒のお店でしてもらうと、それだけ購入資金が安く済んだりするわけです。車を乗り換えるときなどによく活用するシステムですね。
「下取り」の査定額が高ければ高いほど、中古車購入のときにも費用が助かるわけですが・・・。さて、その査定額を高くするコツはあるのでしょうか?
●メンテナンスは良くしておこう
まず、年式が新しいほど、状態が良いほど、人気車であるほど査定額に上乗せされるのが基本です。年式や人気というのは自分ではどうにもならない項目ですが、状態の良いことは大切です。日頃の安全のためだけでなく、下取りという意味でも、日頃のメンテナンスは良くしておきましょう。
●車内外の清掃をしておこう
状態において自信がない場合でも、査定に見せるまえに車内外の清掃は丁寧にしておくと、それだけでも印象が異なってきます。
●買い取り相場を調べてみよう
また、その車の査定額の相場を調べてみましょう。複数の業者に査定額を出してもらいます。大手の中古車買い取り専門店ではインターネット査定もできますので、それらを参考にしても良いでしょう。その中で高い額を提示されたところがあれば、そこに買い取ってもらってもいいですし、中古車を購入する販売店に下取りをしてもらう場合であっても、相場を知っておけば査定額の交渉に便利です。
●車検は通しておくべき?
余裕があれば、車検も通しておくと若干有利になることが多いのですが、車検にお金がかかり過ぎるようではあまり意味がありませんので、この場合「ユーザー車検」がオススメです。自分で車検場にもちこむユーザー車検ならば、自賠責保険料・重量税・検査手数料のみの、最低限の出費ですむからです。ただし、追加で出費した車検代が、査定額のアップ分を上回らないと逆に損をすることになりますので、相場等をよくチェックする必要があります。
●事故車なんだけれど・・・
「事故を起こしたから、この車は廃車にするしかない・・・」そういう場合でも、査定額は一応調べてみましょう。もちろん事故の程度にもよりますが、車の骨格部分にまでダメージが届いていない場合は事故車とはみなされません。また、少しくらいの損傷は、直す技術が確立されていますので、ちゃんと売り物になる場合も多いのです。
●下取りって本当にお得?
じつは、「下取り」というのは「値引きするための口実」なのです。買い取り専門店で出された金額が、その車の底値だと思っておいたほうが良いでしょう。同じ販売店で、下取りに出しつつ中古車を購入する場合、その差額で下取り車の査定額がウヤムヤになりがちです。べつのお店に買い取ってもらったほうがお得な場合もありますので、調べてみましょう。